*** スイッチ設定の「55互換(/92互換)」 ***
また、ハードウエア的にI/OアドレスとSCSIチップが55互換のSCSIでは、そのDIP-SW設定の状態もソフトウエアから読み出すことができるようになっており、逆を言えばこの設定スイッチが55ボードに近いものはハードウエア的に55互換である可能性が高くなります。そういう意味では92も55互換ですが、転送モードの設定などいくつかスイッチが拡張されています。各社55互換SCSIでも、55互換のDIP-SWか、それを拡張したものが使われています。
実際にソフトウエアでスイッチ設定を調べるには、まりも氏のSCSI_DSWやベクターのSCSI.COMなどがあります。各社55互換SCSIボードの主なスイッチは、ON/OFFや順番の反転する可能性はあるにしても、デフォルトでは同じようなパターンであることが多いので、それらのソフトを参考にスイッチ設定を調べることもできるでしょう。以下に標準的な55互換SCSIのスイッチ設定を例示します。特にSW-2のバターンは覚えておいて損は無いでしょう。SC-98/SB/IIやIFN-SC/92SではSW-1はROM内ソフトで設定し、SW2だけに物理スイッチが用意されています。
SW1-1 □ SCSI I/FのIDビット0
SW1-2 □ SCSI I/FのIDビット1
SW1-3 □ SCSI I/FのIDビット2
SW1-4 □ 割り込みレベル(INT)ビット0
SW1-5 □ 割り込みレベル(INT)ビット1
SW1-6 □ 割り込みレベル(INT)ビット2
SW1-7 □ DMAチャネルビット0
SW1-8 □ DMAチャネルビット1
SW2-1 □ ノーマルモードROMアドレス
SW2-2 □ ノーマルモードROMアドレス
SW2-3 □ ノーマルモードROMアドレス
SW2-4 □ ハイレゾモードROMアドレス
SW2-5 □ ハイレゾモードROMアドレス
SW2-6 □ PCタイプ
SW2-7 □ PCタイプ
SW2-8 □ BIOS ROM有効
JP-1 □ I/Oアドレス
JP-2 □ I/Oアドレス
KAZZEZ
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