*** リソース(PnP)の「55互換」←→ PnP ***


 Windowsで各SCSI用に専用ドライバを開発するなら、PCIのSCSIでもハードウエア的に55互換するメリットはほとんど無かったでしょう。しかしそれ以前に、PnPであるPCIボードでは、55ボードとはリソースが異なるため55互換としては使えなかったでしょう。それはCバスボードでも同じであり、ハードウエアがWD33C93Bであっても、PnPモードではハードを直接いじるソフトウエア(ドライバなど)からは従来の55互換を前提にしたハードウエアとして自動検出されません。もちろんBIOS互換性があればDOSではまず問題ないのですが。そういう意味で、PnPでない従来互換(レガシーモード)を55互換と呼び、PnPモードに対して区別するSCSIボードもありました。
 ちなみにCバスSCSIの場合、通常の55互換ボードとしてはI/Oアドレス0CC0h〜を使わないとBIOSも効かないことが普通ですが、特にSMIT転送のものではPnPモードではデフォルトでCCCh〜を使うようなので、リソースをうまく変えれば、不安定ながら(非PnPと言う意味の)55互換ボードとの併用も一応できました。


KAZZEZ

戻る


コラムへ


TOPへ