PC-98 HDD-IPL用 TIME / DATE コマンド
TIMEDATE /IPL ver 0.01e(β)
** 概要 **
本ツールはIPL段階で日付/時刻設定をするIPLwareモジュールです。type1モジュールの作成は初です(一応type2モジュールも添付)。
ご使用の際は下のほうに書いた「欠点」をよく理解し、人柱覚悟のうえでご利用ください。(爆
** 使い方 **
1.DOS(モード)でTIMEDATE.EXEを実行すると、TIMEDATE.BINが生成されます。
2.そのTIMEDATE.BINをIPLwareで組込んでください。別途IPLware.EXEが必要です。
TIMEDATE.EXEのオプション設定は以下の通り。
@ ・・・日時入力以外は画面表示を隠す(必ず先頭に記述)
! ・・・異常を感知したときだけ日時を入力する(デフォルトは毎回入力)
続けて2桁の年号を記述すると、その年号を異常と見なす。
異常が感知できないときでも[GRPH]キー押しっぱなしで手動入力モードに入ります。
↓使用例 (オプションはスペースを入れずに詰めて記述します)
TIMEDATE.EXE @!80,04
この例では、普段は何も表示せず、カレンダ異常か80年か04年の時だけ手動入力という設定のTIMEDATE.BINを出力します。
TIMEDATE.EXE /?で簡易HELPが表示されます。詳しい使い方はTIMEDATE.TXTをご覧ください。
*** 主な特徴 ***
・ 時間手動設定/日付手動設定対応
・ DOSを意識したシンプルなユーザーインターフェース( ^C でのキャンセルに対応等)
・ 毎回日時入力を行うかどうか選択可能
・ 毎回日時表示(約1秒)/非表示選択可能
・ カレンダチェック機能: 0月/0日/ユーザー設定の任意の年号を判別
・ タイマチェック機能: カレンダが1±0.01秒を刻むかチェック(ただしハイレゾ非対応)
・ 一応ハイレゾ対応(一部機能を除く)
・ [GRPH]キーで手動入力モード/[SHIFT]で表示待ち対応
・ IPLware type1準拠(type2も付属でDOS使用も一応可)
・ テキストVRAM再生(表示は画面に残りません)
・ 設定インストーラ一体形成&独自INIファイル対応
(以下、欠点)
・ 速打ち非対応(1文字ごとにキーバッファをクリアしています)
・ 4桁年号仮対応(資料が無いので年号入力は下2桁だけ)
・ 曜日データ非対応(常に日曜を設定)
・ 不正日付未チェック(存在しない日付にも設定できてしまう場合あり)
したがって本ツールのあとにSETRTCを置くと、たぶんSETRTCから異常と見なされます。(汗
・ カレンダ修復には非対応(BIOSやDATE/TIMEコマンドだけでは暴走が直らない場合があります)
したがって、本ツールの存在をあてにして電池切れの状態のまま放置したり電池を外して常用したりはおすすめできません。本ツールはあくまで予備的なものです。
あと、テキストVRAMの退避領域をコード内に確保しているのと、表示する文字データをスペースを含めたテキストVRAMべた形式で持っているため、無駄にIPL占有サイズがでかいです。うまくやればこの半分くらいで済みそうなのですが・・・。
** 更新履歴 **
2003頃 某氏からIPLでの日時設定ツール要望提起も、私はBIOS資料が皆無で断念
2005-07/12頃 某BOでBIOS資料(PC-98関連書籍)ゲットし、翌日頃フローチャート作成
2005-07/17 テキストVRAMデータ変換ツール(非公開)およびインストールBAT作成
2005-07/18 TIMEDATE.ASM作成開始、以後イメージトレーニングで仕様拡大
2005-07/28 ほぼソース揃う&どるこむでSETRTC発表される Σ( ̄□ ̄;;)
2005-07/30 ほぼバイナリ完成も、多少の仕様拡大&致命的バグ発見
2005-07/31 よせばいいのにハイレゾ対応&致命的バグ発見 orz
2005-08/01 ver0.00(α) 初回版。ようやくドキュメント作成
2005-08/05 ver0.01(α) 入力時のキー追加/インストールBAT改良(空き容量対策)
2005-08/15 ver0.01a(β) うっかりハイレゾHOMEキー対応忘れだったのを修正、β扱い
2005-09/14 ver0.01b(β) (差分公開) 説明テキストの記述ミスを数箇所訂正しただけ(汗)
2005-10/27 ver0.01c(β) [CTRL]の代わりに[GRPH]キーにも対応/更新履歴をリニューアル追加
2006-02/28 ver0.01d(β) Win98とかぶるので[CTRL]キー廃止/旧バージョン同梱
2006-06/21 ver0.01e(β) ハイレゾHOMEキー対応の修正
KAZZEZ
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