コネクタのピン番号について
ジャンクケーブルのピン導通を調べるにあたり、ピンの数え方を統一しなくてはなりません。
このページでは、経験的に以下のような見解を採用しました。
* 外部コネクタについて *
一般に外部コネクタは、オスと見なせるピンを左から、メスを右から数えることが多いようです。
図ではアンフェノール(ベローズ型)ですが、D-sub(ピン型)も同様です。
これらのコネクタにはピンに番号が書いてあることがあり、数え方が決まっているようです。
ただ、いくつか特殊なコネクタでは調べても数え方がなかなか見つからなかったり、
見つかっても資料や製品の説明書によって異なることもあるかと思います。
そこで、正式な数え方はわかりませんが、とりあえず、
いくつかの外部コネクタについて以下のように数えてみましたのでご注意ください。
HDI30ピン(PowerBookのSCSIコネクタ)
* 内部コネクタについて *
一般に内部コネクタは、フラットケーブルの並びを基準に数えるので、
外部ケーブルとはピンの数え方が違います。
ピン結線の資料を見るときは、同じピン数でも、外部コネクタに対してか、
内部コネクタに対してか、を、しっかり確認することです。
また、NECのPC-98内部ケーブルでは、フラットケーブルのコネクタが反対に取り付けられ、
コネクタの▽印とフラットケーブルの色つき線の位置が異なることがあります。
その場合、フラットケーブルの色つき線のほうが正しい1番線である場合もあります。
したがって、ここで示したコネクタ側のピン番号が逆になる可能性もあります。
98の内部ケーブルを扱う場合はそのことに留意し、参考としてください。
PCカードのインターフェースカードで使われる小型コネクタは、一見2列になっていても、
実は両面でつながってて実質1列ということがあります。この場合、どちら側から数えるかが問題になります。
しかし、個別パーツとしてコネクタを入手しても、特に番号が書かれていないことがあり、
調べてもなかなか見つかりません。既存のパーツからヒントを探すしかなさそうです。
あるサウンドカードのケーブルには、逆挿し防止の目印が付いているものがありました。
↑ 反対側にも同じ位置に▽印がついています。
ふつうは1番ピン側に印をつけるのではないかと考えました。すると、これは
普通のアンフェノールケーブルと同様にオス左メス右の法則に従っていました。
そこで、正式な数え方はわかりませんが、とりあえず、ここではオス左メス右で数えることにしました。
一般に、左がPCカード側、右がケーブル側のコネクタ。
追記: PowerWindowT64Vcard(PCカードGA)のケーブルは、PCカード25ピン-D-sub25ピン
でしたが、そのピン結線は、1-25、2-24・・・24-2、25-1と、逆になっていました。
もしかしてPCカードの結線の数え方が逆なのでしょうか?
ただし、ベクターの「ぴんあさいんのへや」では、うちと同じ向きにPCカードのピンを数えています(オスメスの呼称だけ逆でした)。
なおこのケーブルはSCSIカードのケーブルと互換性はありませんでした。
戻る
付録メニューへ
TOPへ