*** PC-9821A2-E02のFDDケーブル ***


 

PC-9821A2-E02は、Ap2/As2以降のMATE-Aに外付けFDDインターフェースを
増設するもので、一番上のCバスをひとつ占拠しますが、上の写真を見る限り、
電源(+5V)とGNDしか使っておらず(裏も同じ)、内蔵のFDD I/Fを外出しする意味合いのようです。
 
 

 

PC-9821A2-E02の、87ボードとは違う小型コネクタです。
反対(PC)側も形状は同じです。12ピンの接続ケーブル(下図)には、
一応Aコネクタ(PC側)とBコネクタ(ボード側)が定められていますが、
単にストレート結線です。ケーブルが曲げられている関係でしょうか。

 

 

付属の、3.5インチFDD接続用ケーブルの大まかな形状です。
省略の切れ目のところ(1〜4間)でケーブルが束ねられていますが、ここはストレート結線でした。
そのコネクタ4の部分以外(2〜3〜1)は、通状のFDDx2機種のフラットケーブルと同じです。
87のケーブルとは違い、標準のケーブルと交換する形式なので、間違いが少なそうです。
いわゆるコネクタの反転は無く、出っ張りの位置を参考に接続できそうです。
87同様、3.5インチの場合は、1stFDDと2ndFDDの真ん中にPC側接続のコネクタが来るようです。
 

で、コネクタ3(30ピン)付近の拡大です。1stと2ndは完全なストレートではなく、
ドライブ側の26ピンを比べれば、2ndFDDとは真ん中の2線が結ばれておらず、
どうやら3モードの切替を2台のFDDで独立して行う関係ではないかと思われます。
それ以外の24ピンは、すべてストレート結線です。
 

 

5インチFDD接続用ケーブルは、3モードが想定されず、すべて34ピンのストレート結線です。
仮に3.5インチ34ピン3モードFDDを2台繋いでも3モード切替を独立して行えないことになります。
即ち、このケーブルはXa7以降(+87)に3.5インチFDDを2台内蔵させる用途には流用不可と思われます
また、3.5インチ用とは違い、1stFDDと2ndFDDの真ん中にPC側接続のコネクタが来ていません。
なお、やはり省略の切れ目のところ(4〜3間)でケーブルが束ねられています。
 

 
参考までに、3.5インチ3モード34ピンFDD機種用のFDD分岐ケーブル(RA-FD1)について以下に示します。

2ndFDDでは端のほうのピンが入れ替わっています。
 
3.5インチ3モード34ピンFDD機種の多くは、FDD側のコネクタが反転しており、
その先に繋がる分岐ケーブルも、ケーブルの色付き1番ピン表示と、コネクタの△印が異なります。
真ん中のコネクタが中継用(雌雄逆)で、他のコネクタと表裏逆についていますが、
△印と(出っ張り)はほかのコネクタと同じ方向(つまりフラットケーブルと逆)についていました。
 

 
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