*** 9801R/DシリーズHDD金具 ***


↑テクノジャパン製R/Dシリーズ内蔵HDD、TR41Fの金具です。
穴の間隔は、長い方が約6cm、短い方が約4.5cmでした。

 PC-9801RA/RS/RX/VM11/DA/DS/DXシリーズでは、SASIやSCSIのHDDを内蔵できます(*1)。しかし、ドライブ交換となると、この頃の古いドライブはその後のドライブとネジ穴の位置が異なり、うまく固定できません。道場の説明(内蔵HDD編)にもあるように、金具だけ利用して、CバスSCSI/IDEに繋いだドライブを本体内に内蔵させるときにも、同じ事が言えます。もちろん、元がSASIの場合はそれしかありませんが、その場合はほぼ確実にネジ穴の位置が異なるのです。
 しかしながらこのTR41Fと書かれた製品は、元が(恐らく)SASIであるにもかかわらず、ネジ穴が2種類用意され、最近のドライブを繋ぐこともできるという珍しい仕様です。ボード上に内部50ピンコネクタを持つCバスSCSIと組み合わせれば、RAやRXにもそれなりの容量のHDDを内蔵できます。これらの機種をパワーアップさせるにあたり、お気に入りのアイテムのひとつです。

(*1) RA2/5とRX全機種は本来SASI-HDDしか内蔵できないが、サードパーティ製品では内部50ピンコネクタを持つCバスSCSIを利用して、これらの機種やES/EXなどでもSCSI-HDDを内蔵する製品があった。

 余談ですが、これ以外の手だてとしては、B-MATEなど用のHDD金具を流用するという手もあります。これは一個所だけ本体へのネジ止めが可能です(本来の金具は3個所)。その場合、背面の外出し穴が空くので、そこにXA-E01などのPCカードスロットなどを置く(固定できないが金具をうまく引っかけられる)こともできるという利点もあります。

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